広島県福山市一文字町の衣類製造・販売「丸富株式会社」(社長=山本忍)が自己破産の準備に入り、倒産しました。
丸富は11月9日付けで事業を停止して、事後処理を山尾哲也弁護士に一任しました。負債総額は30億円で、近く広島地裁福山支部へ自己破産を申請する見通し。
丸富は1949年11月に備後地方の繊維業者20数社が設立した衣類製造・販売業者で、衣類を中心に呉服や寝装品などを扱い、西日本の小売店に販路を形成していました。
1992年2月期には年間売上高115億5000万円を計上し、丸富は備後地方を代表する繊維商社へ成長していました。
しかし、低価格衣類との競争が激化して、業績が低迷していました。
このため、丸富は寝装品などの不採算部門から撤退するほか、リストラを行ったり、旧本社売却するなどしてを経営再建を図っていました。
ところが、世界的な景気低迷の影響もあり、業績悪化に歯止めがかからず、丸富は決算資金の確保が困難となっていました。
2009年11月09日 (月)|編集