ユニクロのヒットテックの仕組みについての第2弾です。
前回ではヒートテックの発熱の原理を紹介しました。ヒートテックは吸着熱を利用して発熱しますが、同時に気化熱が熱を奪うという話です。
第1弾の報告はユニクロのヒートテックの原理です。
今回は、ヒートテックの保温機能について取り上げます。
暖かい服とは空気の層を作る服です。ダウンジャケットが暖かいのも、空気の層を作るからです。ダウンジャケットはダウンホールという空気の固まりを作るので、保温性が高いのです。
空気の層を作ると暖かい理由は、熱伝導率の問題です。真空魔法瓶が保温性が高いのと同じ理屈だと思ってください。
だから、空気の層を作るように服を着ると暖かくなります。アウトドアには、空気の層が出来るように服を着るテクニックがあるので、時間があれば紹介します。
さて、ユニクロの一部のヒートテック商品は中空糸を使用しているようです。ヒートテックの全商品に使用しているのかは不明です。
中空糸とは、糸の真ん中に穴が開いている糸のことです。マカロニを想像すると分かりやすいと思います。
中空糸の穴は1つだけでなく、3つだったり、5つだったり、7つだったりするする糸もあります。
中空糸は糸の中に穴を開けることで、空気の層を作り断熱するので、保温性が高くなります。
余談ですが、インビスタ社の中空糸「クオロフィル」「コンフォレル」などが有名です。私はコンフォレル・ダウンエッセンスを使った掛け布団を使用しています。暖かいのでお薦めです。
さて、ユニクロのプレリリースによると、ヒートテックは東レとの共同開発した繊維を使用しています。
2007年のヒートテックプラス(男性用)の資料には、「中空紡績糸による高い保温性の実現」と書いています。
しかし、2009年のプレリリースによると、「繊維と繊維の間の空気の層が、発生した熱を外に逃がしません」と書いています。
どうやら、中空糸と中空糸ではない糸を使ったラインアップがあるようです。
中空糸を使っているのなら、まずまずの保温性が期待できると思って調べてみたのですが、ユニクロのヒートテックが保温性を計測したデーターは見つかりませんでした。データが見つかり次第、追記します。
2009年11月22日 (日)|編集